Italyの最近のブログ記事

Ciao, Beauty

| コメント(0)

P7231639s.jpg

 

 

フィレンツェ生活のある日、クッキングクラスが終わり、私はSoniaと帰り道を共にした。

別れるまでの20分ほどの道のりで、いろいろ話した。

「ねえ、あなたは日本で何をしているの?ご家族は?」

Soniaにそう質問されて、私は、料理を教えている立場であること、そして、子供たちは成人しているので一人暮らしのこと、それに孫がいることを話した。

その時のSoniaの驚きようは、Soniaがブラジル人で5,6ヶ国語話せることを私が知った時よりもオーバーだった。

「Amazing!」

(ありえな~い!といったような、驚嘆の台詞)

「あー、きっと私のファッションが若く見えるのよ」

照れながらそう言うと、「肌がきれい。どんなクリームを塗っているの?」と、興味津々だった。

「だって、あなたに孫がいるなんて信じられないわ!」

Soniaは、恥ずかしそうにしている私を直視して、ひとしきり驚いた後、笑みを見せながら言った。

「私は、日本が好き。日本人をリスペクトしているのよ。ペンだって日本製が好きだし、それに、日本の文化の継承がとても素晴らしいわ」

彼女は「Beautiful」という単語で「素晴らしい」を表現した。

そんな会話をしているうちに、分かれ道にやってきた。

「Ciao, Beauty」(さよなら、ビューティ)

Soniaはそう言って、私の頬に頬をつけて、口でキスの音をさせた。

慣れない外国人の挨拶にはいつもドギマギしてしまうけれど、自分は海外にいるんだな~って改めて実感できる。

日本人の友人同士ではない行為だし。

 

さて、BeautifulとかBeautyって単語を日本語に訳すると「美しい」「美」。

以前、「美しい」と「キレイ」の定義を調べたことがあったのだが、「美しい」は、心で得る感動、「キレイ」は、目で見て整っている様を言うようだ。

だから、Soniaの言ったBeautifulは、「キレイ」というより「美しい」と訳したい。

Soniaは、日本自体ではなく、日本人の資質や行動、土地や歴史など・・・包括的に捉えて「Beautiful」と表現したのだから。

 

ところで、私たちは他国の景観をBeautifulとは言うけれど、国を全体的にみてそう言うだろうか。

小学生でも知っている「ビューティフル」という単語。

聞き流してしまうとなんでもないことなのだけど、Soniaの表現が印象的だった。

そして、別れ際に、ハグとキスで挨拶すると共にかけてくれた言葉、Ciao, Beauty。

私自身が「美しい」という意味ではなかろうが(笑)

もしも、日本を総合的に表現したBeautifulと同じ意味のBeautyならば、くすぐったく感じながらも非常にうれしい。

と、共に、相手にそういう言葉をかけられるSoniaのセンスもBeautifulだと思う。

 

 

Da Firenze.jpgのサムネイル画像

 

 

 

 

 

 

 

 

manani


2017年3月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

記事一覧


カテゴリ

アイテム

  • DSC00773q1.jpg
  • o0640048010722815453.jpg
  • DSC00429q1.jpg
  • Akemingの窓辺から.jpg
  • DSC00444q1.jpg
  • P7171228.JPG
  • P7231639s.jpg
  • P7151099.JPG
  • P7171230s.jpg
  • P7151094s.jpg
フードソムリエにてレシピ公開中!
A's Kitchen
ma*nani通信Akemingのステキな日々
ma*nani通信Akemingのステキな40代